僕が宇宙人になるまで / 2019 第31回佐渡国際トライアスロンAタイプ“感想”記

2019年9月1日に開催された佐渡国際トライアスロンAタイプの出場と完走の記憶です

EP2: 金欠パニック 補給食を補充せよ!

前回までのあらすじ

佐渡島についた。お酒がおいしかった。

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大失敗である。気が付くと、時刻は2時半を回っていた。14時半ではない。午前の2時半だ。どうしてこんなことになってしまったのか。

 

さかのぼること2時間半前、布団に入ってからというもの気持ちの高ぶりか、緊張からかどうにも寝付けず幾時間、ついに日付が変わった。これがまずかった。

8月31日を迎えた瞬間、普段僕が利用している某漫画アプリが「一日限定読み放題」を始めたのである。不眠男はこう考えた。「マンガ読んでりゃそのうち眠くなるでしょ」

後は周知の通りである。結局連載の最新話まで寝落ちは訪れず、眠りにつけたのはようやく3時を過ぎてからであった。

 

受付会場へのバス出発は10時前なのでそれに合わせて8時ごろの起床予定であった(と思う)。予定通り起床。重い体を引きずって朝食へ。

バイキング形式なのでとりあえずいろいろ取る。

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(プレートの右下はカスタードプリンである)

しかし食欲がない。夜更かししたんだからそれはそうである。とにかく完食し、受付の準備。

ここで眼鏡を忘れたことに気づいた。コンタクトは明日と明後日の2日分しかないので、今日は裸眼。 

バスに揺られて受付と競技説明会の行われるアミューズメント佐渡へ。補給職の類もここで購入する予定であった。

受付を済ませ、リストバンドをつけてもらい、トランジションバッグを受け取る。

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レース当日はここにトランジションで使うものを入れておく(らしい。僕はまともに使わなかった)。トランジションバッグの中には、もう一枚のトランジションバッグ、注意事項のプリント、レースナンバーのゼッケンとバイクシール、そして地元の小学生からの熱いメッセージが。

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健気さに心打たれる。

受付の部屋を後にして競技説明会の行われるホールへ向かう途中、アストロマンに向けた「熱きメッセージ」なる掲示板の中に、トライアスロン部の後輩たちからの熱きメッセージを発見。

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なんとなく元気と完走してやろうという気力が出てくる。あと笑いも。

なんとなく体調が悪いながらも競技説明会を聞き終え外へ。そして新しいゼッケンベルト(ポーチ付き、補給食を挟めるタイプ)を購入してふと気づく。

所持金、残り2500円。もっと入ってると思っていた。付近にお金をおろせる場所はない。ホテルの周りはどうだったか? 少なくとも徒歩圏にコンビニはない(とホテルのHPに書いてあった気がする)。昨日の酒屋もATMはなかった。

とりあえず、買えるものだけ買ってしまおう。🐊君に借りようかとも思ったが、さすがにちょっとアレな気がした(それに、何を言われるか分かったものではない)なあと思いそれは最後の手段に回すことに。

幸い、味の素のブースでアミノバイタル(赤・青・金一本ずつ)を配布していたので恩恵にあずかる。去年、九十九里トライアスロンに出場した際にもお世話になった。これで一本(青と金はエネルギー補給ではない)。

それから補給食何本かを買い足し、また今回ドリンクに混ぜるのを試そうと思っていた(なんでも疲労回復効果のほか、脂肪がエネルギーとして利用される効率を高めてくれるんだとか)クエン酸のボトルも購入。

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これがのちに僕に牙をむくことになるのだが。

とりあえず必要なものはそろった。財布の残り。

50円玉。10円玉。10円玉。10円玉。5円玉。5円玉。

総額、90円。

ずいぶんとさびれたものであるが、とにかく、ここは乗り切った。今日はコインランドリー(200円)を折半して利用する予定だったが、もしATMがなかったら恥を忍んで立て替えてもらおう......

 

そんなこんなでバスに乗り込み、昼食(こっちはツアーの一部なので今財布の心配をする必要はない)の会場へ向かった。それにしても体がだるい。

 

つづく